チルったトウフです!

チルばっかりの日常がいい!

【第23話】またここからはじめよっか

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今日のチルった音楽は注釈からどうぞ。*1
※この記事は約3分で読むことができます。

この物語の主人公は絹ごしトウフ『チル太』

散歩をする余裕もなく、半年が過ぎた。

チル太は来る日も来る日も、決断に追われ続けていた。

『人は1日の決断数には、限界がある』というが、トウフには、、、
実質あったのだ。

オーバーヒートしたトウフ(湯せん)は、永眠していた。

トウフが崩れる=煮崩れ=絶望 ダッ!

料理って人生。トウフにもココロはあるんだから、不機嫌になる組み合わせあるでしょ??

ガタンガタン…ガタンガタン…ガタン

トウフの朝はふつうだ。

都内在住というには言い切れない。

でも、郊外というには少し違う街。

よくある 朝。

少し遅い出勤ラッシュに揉まれながら

いつもの乗換駅で、同じようなメンツで外に吐き出され

木綿豆腐さんの固さを見て、身が崩れそうだ。

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隣のひとって丈夫に思えますよね。

チル太

隣の木綿にがり多いんじゃあないか?

そう、彼はトウフのチル太

【ご紹介】
生まれ故郷:大豆畑が広がる雪国
いま:live in 江戸!!

もちろん絹ごし豆腐だ。
※種類だけは決して間違えてはいけない。

(ヘッドフォンから漏れる音)
どうしたって!消せない夢も!止まれない、いまも!

隣のリーマン)
おいっ!兄ちゃん!
いくらなんでも径がでかすぎて音が漏れてるぜ。

チル太は、音質にはこだわっていたいトウフだ。

変なイコライジングで味付けされるのが大嫌いだ

だから電車の中でもモニター用のヘッドフォンをつけているのだ。

低音は大きな音になればなるほど、細かいフレーズまでよく聞こえる

と、どこかの雑誌に載っていたことを、頭に。

チル太はずっと音楽の中にある、何かを見つけにヘッドフォンをつけている。

【急募】飛び乗った電車が逆方向だったときの事象に名前ください

誰かとの予定で、比較的遅れちゃいけないってときに限ってやらかす。

あーん、もうっ!!ちこくちこくー!!

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お探しの『日本の遅刻』は、こちらとなっております。

ではない。

ただ、立ち尽くして、アナログに存在しているマップや標識に目を移す。

そして、そんな事象が多発すると、自分が

『何かの病気』なんだって思いこむことがある。

でもそれは、『病気』という呼称しやすい何かに変換しているだけだろう。

そう、彼は要するに『おっちょこ可愛いトウフ』なのだ

人は何かにつけて病院にいく。

それは、不安の正体を確認しにいくのだ。

だが、ふと考えなおしたり、意図的に忘れてみたりすれば

どこかに消えてしまうことがある。たとえば、こんなことだろう。

  • みんなで鍋をつつき合って沈んだ、砕けた『トウフ』
  • やりたくない勉強の『やりたくない』という感情
  • 周りからの低評価と自己評価の高さのギャップ

チル太は、すんとした顔で、どこにも焦点の合わせていないまま、携帯を出した
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チル太)
へい、しり!! 代わりに上司に連絡してくれ!

もしも、Siriともっと仲良しだったのなら、、、

叶えてくれたたくさんの未来を想像しながら、Siriの反応の無さ悲しくなった。

Siri)
すみません。よくわかりません

毎年消えていく日々は、季節よりもガラッと変わるんだ。

時に『昨日』を思うと、それがもっと遠い日だったかのように思うことがある。

必死になって聴いていた『K-POP』。

その波は、サーファーならいますぐに飛び込むほど喜ぶほどの高波だった。

高波にぶつかっていく、荒手のサーファーがここにいた。

そう、彼はトウフのチル太

チル太

こやつが、してよパ!?!?(J.Y.P)

思い返せば、日本に流入してくる海外ポップスの大半は、

受け入れ易い『J-POP畑の楽曲』だと言っても過言ではない。
※本来はおそらく逆の意味でとらえる方が普通なのかもしれない。

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日本のマーケットに合わせていたのか、

売れ線ジャンルがある程度、固定されていたのか

気が付いたら私たちは、

決まったレール決まった音楽主食としていたのだ。

お口にあいませんでしたって、箸で突き返します??普通

新しいづくしの季節だ。

『新しいづくし』が日々の楽しみだと思うのが『春』だろう。

トウフ界にも感染症がまん延し、いまじゃトウフもマスクをする時代。

これも新しい。

プロデューサー主体のオーディション番組。

ここまでPがフィーチャーされているのも、新しい(?)
※オーディション番組隆盛期を見返せばたくさんあるだろうが、口をすぼめる

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駆け上がる人たち

日本語でしゃべる海外P。新しい。

いつかのコント番組のようで、なつかしい。

そして章の最終話を前にして、いなくなってしまう主人公。新しい。

『次回予告』

早く大人になりたいって思う事、いまでもあります。

カラダだけが大人で、中身はまだまだ。

子どもを持った時に初めて、大人として『一人前』になるという人もいるかと。

最終話の助走として、いくつかお話を入れていきます!
ぜってぇ、みてくれよなっ!

www.youtube.com

*1:今日のチルった音楽はこちら!

【第22話】芦毛に魅かれたオトナたち

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ー 第22話 -

今日のチルった音楽は注釈からどうぞ。*1
※この記事は約3分で読むことができます。

この物語の主人公は絹ごしトウフ『チル太』

チル太はいま、普段いかない府中本町駅に立っている。

ふたりの友人とともに競馬をしに行こうとしているのだ。

エモ子

これって、、、なんてよむの??もけ??

競馬はデータだけじゃあないんだぜ!

友人想いのチル太。いや、おせっかいかもしれない。

チル太はエモ子に『オトコ』を紹介するといって、

大豆畑の友人を連れてきていた。

ウメ太)

ひさしぶりだね。エモ子ちゃん!

鍋屋でごはんたべた以来かな?

そう、以前3人で昔のアルバイト先で飯を食べていた。

とっかかりは作っていたのだ。

エモ子)

そうだね。てかふたりとも同じような服で笑える!!

夏のオトコといえば、『白シャツ』だ。なんてさわやかなんだろう。

夏が始まりかけていた6月。

5月のG1ラッシュが終わったぐらいだと

まだ混んでいないと踏んだチル太は、初夏を選んだのだ。

チル太)

君たち。

もちろんだけど、手ぶらってことないよなぁー!?

やけに気合の入っているチル太。

ウメ太)

いや、競馬って、その日の状態みたり、

データみて予測するんだろ?手ぶらでもいいだろ。

すぐに食いついてもよかったが、少し間をおいてゆっくり諭した。

チル太)

『初めましての相手』の調子なんかわかるか??合コンでもそうだろう。

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間髪いれずにつっこみが入った。

エモ子)

間違いない!!

いいと思ってもその人が頑張りすぎているだけの時だってあるよね。

次あったとき、微妙なパターンとかさ。

言葉は一度発すると帰ってはこない。

旧帝国大出身のウメ太は追撃した。

ウメ太)

でもレースは1回きり。合コンも1回きり。その時よかったやつが優勝だよ。

その後は『レース』ではない。

これもまた、間違いではない。

チル太)

そう!そうやって、好きな馬を見つけてみることもできる。

それが競馬の楽しみだっ!!

エラいテンションの上がりようだ。

チル太)
だからこそ、過去の彼らの情報も見るべきだろう!

早く新聞と赤ペンを準備したまえ!!

好きな馬を選べって、、、一目惚れ以外ある?

チル太は右耳に赤ペンを指し競馬新聞を開き、パドックにいた。

エモ子)

私はじめてだからどの馬がいいかわからないんだけど、、

チル太。この中だとどれがいいの??

パドックとは、レース前の馬紹介として周回するコースのことだ。

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脱糞している馬や、気性荒ぶる馬

馬も人間と同じで、大勢の人に見られたり本番の前だといつもと違うのだ。

だからパドックで様子を観察し、本番でどのような活躍をしてくれるのかの

判断材料にするのだ。

ウメ太)

あれが一番オッズ(レート)の低い、一番人気の馬だな。

おれはあれにするよ。なんてったって『一番』だからなっ!

どの馬を軸馬(中心)にするかは、人によってかなり差がある。

チル太)

どういう買い方??下手したらトリガミになるぞ。

トリガミとは、『買った』分より、『勝った』分が少なく損をすることだ。

ウメ太)

一番人気を軸(中心)に、3番人気までを組み合わせた買い方で悩んでいるんだが。。

エモ子)

すっごいがちがちだね。。『絶対勝つ』って気合がスゴイ!!笑

笑ってその場にいてくれているエモ子。

本心では引いているのかもしれない。

馬選びというのは、勝てばいいってもんじゃない。

コミュニケーションの一環なのではないか。

チル太)

めっちゃくちゃかわいいあしげがいるじゃん!!!

あれ以外ありえない! ってこのレースあしげ3頭もいるの!?!?

かれは、あしげに取りつかれた男子。

あしげの馬をみたら必ず買うと決めているのだ。
芦毛とは、白と黒の毛が混ざっているカラーで、成長していくにつれ、真っ白になる馬を指す。

エモ子)

たしかに真っ白なのも、ちょっとグレーなのもいるけどかわいいね!!

ウメ太)

でもあれ7番人気だぜ。どう考えたって着内には入れないな。

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残念じゃない。完走してくれて『ありがとう』だ。

三人が賭けたレースは、まさかの8番人気が1着。

続いたのは、4番人気馬ー12番人気馬の大荒れとなった。

エモ子)

いろんな理由をつけて馬をかけたけど、

数字以外で楽しめることがおおいんだね!

100円で遊べるゲームとするならば、1レースで遊べる内容は濃い。

  • パドック観察
  • データ分析
  • 購入馬券検討
  • レース観戦

約40分程度1パッケージとなっており、必死に朝から終わるまで賭ければ

頭がいたくなるほど、神経を注ぐ楽しいゲームなんだ。

ウメ太)

うわー。。。まじかよ。もうなんも信じられねぇ。。。

ウメ太の買った馬券は、1-3番人気(3頭)による、

ワイド3点/1点1000円

低いオッズで手堅く薄く利益を稼ぐつもりだったが、、、大敗だ。

チル太)

あしげを選んでよかったぜ!!いただきましたー!!!

なんとチル太は利益は薄かったが当たっていたのだ。

エモ子)

おーーー!!すごいー!!!あの白い馬が入ってたもんね!やったじゃん。

チル太は勝利のビールを買いに、すたすたと売店へ歩き出した。

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エモ子の言ってること参考にしたら、これだよ、

ビールをみながら新聞を読む午前11時土曜日。

なんて良い休日なんだ。

エモ子)

またパドックいこうよ!!やっぱり馬の目を見ることが大切な気がする!

エモ子は顔からみるポテンシャル採用型、新卒採用の人事のようだった。

ウメ太)

おっ。じゃあ次はエモ子ちゃんの良いと言っている馬を買ってみようかな。

データだけじゃないことはなんとなくわかったからさ。

データを信じられなくなった男は、すぐにデータを捨てるものだ。

チル太)

さっきのは荒れただけかもしれないから、

データも参考程度に使った方がいいよ。

ウメ太)

君はいいよな。昼間からビール飲めるぐらい余裕のある生活でさ。

こっちなんて、一気にいかれたんだぞ。

皮肉なのか、彼の休日の楽しみ方のひとつなのかわからないが、

次に賭ける思いは、まだありそうだ。

エモ子)

あの馬いいんじゃない?赤いお面被ってるうま!!

あらぶっていて、いかにも獰猛そうで、早く走りそう!

5番人気の馬だ。たしかにものすごいあらぶってはいる。

ウメ太)

エモ子ちゃんが言うくらいだ。おれは5番人気の馬にかけるぞ!!

レース前のコース紹介映像が流れ、スタートの合図を出す人が

コース上に登場した。

エモ子)

そろそろだね!!いやぁー緊張するー!!

わたしもビール分ぐらいは勝ちたいなぁ!!

ー 体勢完了ッ!!スタートしましたっ!! -

おおっと大幅に出遅れました5番人気○○

5番人気馬はそのあと後方からのレース運びとなり、

16頭立て13番着となった。けつから4番目でのゴールだ。

ウメ太)

あーーーさいあくだ。。エモ子ちゃんの通りにしたら外したよ。

言いがかりもいいとこだ。

エモ子)

えー!!わたし!?

このままウメ太の冗談に付き合うと酷い目にあうと察したチル太。

チル太)

自分のことも、選んだ馬のことも信じれないやつは勝てないよ。

スタートした時点で、どこにいるかわかるくらいじゃなきゃダメだな。

『次回予告』

早く大人になりたいって思う事、昔はありましたよね。

たとえばレンタルビデオ屋の会員カードがつくれないとか、

クレジットカードを持てないとか。でも大人になると

童心に帰る心を持ち続けたいと思うようになります。

次回は、Season2最終話です!ぜってぇ、みてくれよなっ!

youtu.be

*1:今日のチルった音楽はこちら!

【第21話】夏の魔物に甘いワナ

今週のお題「怖い話」

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ー 第20話 -

今日のチルった音楽は注釈からどうぞ。*1
※この記事は約3分で読むことができます。

この物語の主人公は絹ごしトウフ『チル太』

いまは大学時代からの先輩であるわさびさんと焼肉を食べている途中だ。

チル太)

わさびさん!とある映画の広告をみて、惹かれてるんです。

その映画、

『地上波でみるか、映画館でみるか』って言われたらどっちですか??

この映画で思い出される景色があんなこととは思いもしなかった。
※もちろんこの記事は、映画のレビューやおすすめではございません。

もしもは、気づいたときから永遠の課題だ。

いつ、なんどきでも物心ついたときから、何かしらに対しての後悔はつねにある。

例えば、

  • 『あの時の試合でこっちをおさえておけば。』
  • 『テスト問題で迷った挙句、回答を変えたことをやめればよかった。』
  • 『真剣だった異性との向き合い方。』

とかだ。

チル太はその瞬間で大切だと思う事に対して揺らぐことはほとんどなかった。

そう。その映画を見るまでは。

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見たPVの美しさを、映画館でも見たいと思ったんだ。

チル太はYouTubeから新曲情報を取り入れている。

まだまだAKBグループのランキング入りが当たり前だったころ。

突如として現れた映画広告だった。

(チル太)

まず、、、さびが良い。。。

そしてなんだ、このカメラワークは、、、、!?

こんな視点から見る事もなければ、考えたこともない!の連続だった。

そんな特徴のあるカメラワークは、胸に手を当てれば確かに存在はしていた。

こんなにも楽曲とマッチしているのか!

と思いながらわさびさんに会っていた。

わさびさん)

チル太とここ来るのひさびさだなぁ。てかきたことあったっけ??

ふと、我に返ったチル太。よくグループの話にあがる焼肉屋だったが、、、

チル太)

たしかにそうですね。わさびさんとはきたことなかったですね。

わさびさんには大学時代のバイト先でかわいがってもらっていた。

チル太の働いていた寄せ鍋屋の終了時間は25時閉店だったため、

終電の気にしない地元大学生を中心にシフトが組まれていた。

時には朝までコンビニで酒を買い、駐車場で語りあかすほどだ。

わさびさん)

ところで、最近いいきょくあったか?

わさびさんは音楽の理論を勉強しており、

より理論的に刺さる曲を探しているのだ。

時にエモいことを理論に重ねて説明してくれる便利な人でもある。

チル太)

とある映画のPVをみたんです。その曲が、、、まぁよくて。

おいら、明日にでも行こうかなって思ってるんです。

音楽先行で映画を見ることが増えたチル太。

より刺さったんだろう。積極的すぎるぐらいだ。

チル太)

わさびさん、その映画、

『地上波でみるか、映画館でみるか』って言われたらどっちですか??

まだ米津玄師がLemonやパプリカをリリースする前のはなしだ。

気づかない夢は、そのあと夢になった。

この映画は、丸くいうと『青春×タイムリープ』映画だ。

タイムリープは心を揺さぶる。

『あの頃こうしておけば、、』

『あの選択が間違いだったんだよな。』

なんてことはよくある。なきゃつまらないぐらいだ。

甘納豆)

ねぇーー!!!よかったよ、これ!!

色々な流れがあったわけで。結果3人で映画を見ることになった。

甘納豆は感動しやすい田舎むすめだ。

わさびさん)

たしかにな。ただ終わり方がむずかしかったなぁ。

このあとどっかで飲みながらはなそうぜ!

都会から少し離れた映画館からの帰路のなか。

目の前じゃなくて、目のなかに映っている景色をみていた。

それは、1年前の初夏だ。

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知らないオトナのたくらみ!

チル太がフリーターをしていたころ。

バイト先のなかでも仲良くしていたグループがある。

キムチ)

チルちゃん!日比谷にあるビアガーデンにいこうよ!

女の子も用意するからさ!

キムチは、チャラくてこんなにダメな男が平成にいるのかって感じのやつだ。

ネギ太)

うちのバイト先にそんないい子いたかー??

まぁいいよ。キムチとビアガーデンなんて、いいな。悪くない!

その日揃ったのは、6人。同じプロジェクトに参加している女子もいた。

ビアガーデンで知らないコミュニティの中で踊り狂ったあと

3件目の店でその出来事はおきた。

仕組まれた、王様ゲーム

揚げ子)

チル太さん!お酒結構のむんですね!

揚げ子とは、1月から始まった1年がかりのプロジェクトで

一緒になった女子大学生だ。

ビールがだいすきでがぶがぶ飲む、男勝りなところがある。

キムチ)

ここでーーー!!王様ゲームやりまーす!!!

おうおうおう。古いこと提案するんだなと思うチル太。

そもそも王様ゲームって、、、

何が楽しいんだ?と思いながら話を聞くことに。

キムチ)

用意している棒には、『王様』『番号』が書かれていますー!

王様は番号で人物を指し、命令をすることができます!

たとえば、『2番が5番と手をつなぐ。』とかだ。

チル太)

どんな悪い命令をくだしてやろうかなぁ!おまえになっ!!

完全に酔っぱらっている。

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当日の配席はこれだ。

戻らない時間を愁いたんじゃあない。

キムチ)

あ!おれ王様だ!!

じゃあ、『1番が4番にからあげを食べさせる!!』

なんてソフトな命令だろう。手元を見直した。3番だ。

チル太の向かい側ではなんだか、こそこそと話しながら

なんだか悔しがっている様子だ。

揚げ子)

わたし4番ですー!えーだれ、1番の人

『女子1』が1番だった。一番大きいからあげを選んで口に放り込んだ。

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いくつかのくだらない命令がなされたが、キムチを囲む向かい側の3人は

なにやら毎回悔しがったり、爆笑したりしている。

チル太)

おいら、全然王様になれないだが!!!

王様になりたい人の命令は、大抵たいしたことない命令だ。

揚げ子)

わたしもさっきから命令受けるばっかりで、王様したいです!!

揚げ子はなんでかわからないが、命令をひたすら受けていた。

キムチ)

だれがだれになるかはわからないからねー!!

じゃあ次いこう!そろそろハードなやつ行ってもいいんじゃないかな!

王様ゲームの寛容性はすごい。TPOをわきまえてゲームを変化させられるのだ。

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(チル太)

また、王様になれなかったな、、

キムチ)

あー!!!おれ王様だ!!

じゃあー5番3番が口と口でちゃんとキスする!!

おおおおおい!!!いきなりハード!だれも好き同士じゃないぞ!

手元を見たチル太。

(チル太)

うそだろ、、、3番だ。。言い出しづらいな、、、

揚げ子)

えーー!!私5番だ。。

だれですか?3番。チル太さん見せてくださいよ!

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終電をなんとなくわかって話す会話

慌てるように店を出る『女1』。彼女は東京駅からの終電が早いようだ。

女2)

そろそろ帰るー??私朝までいってもいいけどさ!

キムチ)

いかねーよ!ばーか!!

本物の兄弟のように、東京の夜空にじゃれあう二人。

『女2』は髪の毛をくっしゃくしゃにされていた。

女2)

わたしどうやって帰ったらいいかわからないー!!

たすけてくれー!!!

『女2』は、かなりのおバカさんだ。

揚げ子)

たぶん一緒かもしれないから、一緒にいこ!

チル太さんはどうですか??

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東京からの終電は経路がたくさんある。

最悪主要駅から深夜バスで帰ることもできるぐらいだ。

チル太)

そうだな。おいらもなんとなくわかっちゃいるけど

アプリで調べながらいくよ

東京駅は広い。

いつも使っている出口が違えば、使っている路線の行き方すらわからない。

揚げ子)

『女2』はこっちだよ!こっからの最終に乗ればつく!!

乗り換えたくさんあるけど、これでいけるから!

揚げ子は天真爛漫な子で、友人に対して優しい。

女2)

あー、、、帰れるかわからないけど、わがっだ!!!

見送ると0時30分すぎ。

階段を下り駅のトイレの前にいた。

チル太)

揚げ子ってどこにすんでるんだっけ?まだ間に合うの??

この時間まで東京駅にいても帰れる層は少ない。近いか、沿線が便利かだ。

揚げ子)

、、、、わたし、のがしちゃいました。

suicaで入場料を支払って、八重洲口に出た。

チル太は何回か八重洲口で朝を迎えたことがある。飲み屋でだが。

なんとなく気持ちを落ち着かせるために八重洲口から出たが

かれらはなんとなく歩き出して、飲み屋には入らなかった。

『次回予告』

どうやら彼らは仕組まれていたようです。

夏の楽しさはいろいろあり、今年は全然満喫できていないですね。

残暑つづきで大変ですが、がんばりましょう!

youtu.be

*1:今日のチルった音楽はこちら!