【第11話】最高なもんだいに、最低なこたえ
今日のチルった音楽は注釈からどうぞ。*1
※この記事は約3分で読むことができます。
- エナジードリンクで、何をかえたいの?
- 『気分』『集中力』『音楽』が、ワイヤレスイヤホンで満たされるのか証明せよ。
- 証明のために、思いのかけらに沿ってみた
- なんだって自然派がいいよね。それ以外なんかいる?
- あとがき
エナジードリンクで、何をかえたいの?
この物語の主人公は絹ごしトウフの『チル太』。
彼は少し遅れてた流れで『チル』を知ったトウフだ。
彼が使っている有線ヘッドホンから流れる音楽は、いつも平常運転だ。
着色の少ないドライバーは、気持ちを少しだけベースアップさせてくれる。
テレワークしている『エモ子』のデスクには、
必ず『エナジードリンク』が置いてある。
チル太の心のなか)
気分をあげるのは、いつだって自分だろうが。・・・よぉ。
エモ子)
この前買ったワイヤレスイヤホンなんだけどさぁ、『ノイズキャンセリング機能』がついてるんだよ。すっごい便利。
『エナジードリンク』 『ワイヤレスイヤホン』
どれも納得がいかない。どれも不自然なものだ。
ー なんでそう思うのだろう。 -
それはきっと彼が、『絹ごし豆腐』だからだ。
エモ子が愛用・愛飲しているものから得られることは、
もっと違うカタチで得るべきなんだろう。
『気分』『集中力』『音楽』が、ワイヤレスイヤホンで満たされるのか証明せよ。
チル太は、『大豆高校』の普通科を卒業した、ただの『トウフ』だ。
彼が育った大豆畑には、『こだわり』をもつ人たちが少なかった。
それは、まだ人格として成熟しきっていない『加工前』だったから
なのかもしれない。
そう。彼は納豆や厚揚げになりたかった。
もっと言うと『絹ごし豆腐』より、『木綿豆腐』になりたかったのだ。
コンビニで買う、その場しのぎのイヤホン
大豆畑時代のエモ子)
やばいやばいやばいやばい!『ガンダ』しなきゃ間に合わない!
※『ガンダ』とは、ガンダッシュの略で、ものすごい勢いで走ることだ。
ードアが閉まります。閉まるドアにご注意ください。ー
ー駆け込み乗車おやめくださいー
チル太)
ギリギリだったな。相変わらず。
朝からそんなあせることあるかー?
スーハ―スーハ―
エモ子)
いろいろあんのよ。
あっ!!やばい!イヤホン忘れた!!
んあー!もう。
行く途中のローソンで買うしかないな。
背に腹は代えられん。
っっっっっっのダッ!!
エモ子は感情の起伏が激しい子だ。
いつも何かに振り回されるぐらいが人生しあわせだと思っている。
彼女が買ったそのイヤホンは、『予備』として
スクールバッグの外ポケットに入れられた。
だが、今後使うこともなければ、存在すら忘れてしまうのだ。
証明のために、思いのかけらに沿ってみた
チル太は、なぜ自分が聴く音楽が、『気分』『集中力』『音楽』を
満たしているかについて考えてみた。
『気分』 それは、どんなジャンルでも波立てられる
気分とは、
『快・不快な感情が持続している漠然とした状態』
気分(きぶん)の意味 - goo国語辞書
この時の定義は、おそらく『快』感情が持続することだ。
ヘッドホンから流れる『音楽』を、頭の回路をたどり感情理解することが
彼にとっての『快』につながるんだろう。
だから、彼は電話線ヘッドホンを愛用しているのだ。
なぜならそれは、『だれでもプロになれるヘッドホン』だからだ。
chill-tofu.hateblo.jp
『集中力』 それは、ノイズをキャンセルすることだ
エモ子)
ー ねぇ -
ー おーい! -おい!きこえてんのかっ!
って、めちゃばくおん!!
チル太は、ベースラインが浮かび上がるまで音量を上げて聴いている。
そう、みずから難聴になっていくスタイルをとっているのだ。
チル太)
ん?なんかあったか?
エモ子)
そんなに音大きくして聴いて、何がいいの?
耳聞こえなくなるよ、いつかさ。
音楽をやっている人に難聴気味の人は多い。それは『プロ・アマ問わず』だ。
彼らはあり得ないほどの音量で音楽を聴くことも、
小さな音で聴くことも大切にしている。
彼らは、基軸にしたい『何か』を追い求めた結果、音量を選択することもある。
ノイズをキャンセルするのは、『音楽脳』だ。
集中力を得る過程で、取る手段のひとつが『ノイズキャンセリング』だ。
たとえばそれは、令和のマストバイイヤホンの機能で補うのか。
流れる音楽のメロディライン・グルーヴを追うことに
ときめきを感じて、他のことがわからなくなるのか。
それは、時に『夢中』になること。
chill-tofu.hateblo.jp
それは、時に『流れてきた思い出を、耳で追う事』なることだ。
chill-tofu.hateblo.jp
『音楽』って、カラダが溶け込む最適な温度がいいんだ
音楽は、その世界に入り込んでいるときが、一番のしあわせだ。
人によってそれは違う。もちろんトウフも例外ではない。
エモ子)
この前のMステで、○○でてたよねー!
やっぱりあのアニメのOP曲よかった!
なんたって歌詞がいいよね!共感するんだよなぁ。
エモ子は、歌詞と展開に弱い。
ネギ子)
あのリズムの取り方とバンドサウンドがクールだよね。
ボーカルは、筋トレばっかしてるヘタウマだけどさ。
バンドアンサンブルに痺れるようだ。
わさびさん)
なんたって、小節間の小技がとんでもねぇよな!
なんだよ、あの仕掛け。どこで学べばあんな曲つくれるんだよ。
彼は、楽曲の理論構成に感情が揺れるようだ。
だれだって自由に楽しめる。それが音楽だ。
なんだって自然派がいいよね。それ以外なんかいる?
チル太の腑に落ちなかった部分は色々あった。
でもどーでもよくなった。それより今日って楽しかったのかな。
ふと思い出したんだ。『チル』なラップを聴いたときのことを。
チル太の心の中)
何がよくて、何がわるくて。そんなことじゃなかったな。
きっと彼はおもった。
エモ子が聴く音楽も好きだった時期がある。
ネギ子がおすすめするバンドサウンドで、カラダを揺らしたこと。
ワサビさんが教えてくれた、トラディショナルな素養に
音楽への理解が深まっていく楽しみを。
新たに出会った『チル』も。
それを感じた日が『良い日』だったらいいんだと。
ー Sesson1 ~Fin~ -
あとがき
はじめてブログをはじめてみました!
読みずらい文章のなか、読んでくださりありがとうございます!
どうやらチル太は、またひとつ
『立派なトウフ』として成長できたみたいです。
『絹ごし豆腐』としての人生を、より幸せになるように。
周りをチルな音楽であふれるように。
そんな思いで、生きているようです。
これからも、くだらないトウフの話を見に来てください!
*1:今日のチルった音楽はこちら!