チルったトウフです!

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【第24話/other】ボーダーラインをみた

今日のチルった音楽は注釈からどうぞ。*1
※この記事は約4分で読むことができます。

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ー 第24話/other -

この物語の主人公は絹ごしトウフ『チル太』

人はいつ、夢(憧れ)夢(目指すもの)だと認識するのだろうか。

夢がない人もいれば、

小さな夢をいくつも抱えて

夢にあふれることも夢だと楽しんでいる人もいる。

トウフ社会もそれは同じことだ。

なりたい形や、なりたいすべてのものになろうとおもうとき。

それは、本当にキラキラしたはじまりなのだろうか。

『夢』へむかうスタートラインって

夢という言葉に、アレルギー反応を起こす人もいるだろう。

夢を見て、夢に破れる人だったり。

夢を見ずに生きている人

人の夢は応援できるけど、自分の夢となると恥ずかしくなる人

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全ての人が、何かしら考えたり思っている事象なのだ。

ビジネスマンのくだらない天気の話は今後、

『夢をみたことってありますか?』

に変えても差し支えないぐらいだろう。

『それ』に触れるとき、それは神秘なのか??

チル太)
なぁ、エモ子。

夢ってあった??

会社からサラリーをもらう、普通の二人の会話だろう。

エモ子)

うーーん。私はそういうの思ったことないなぁ。

だって、普通が一番落ち着くよね。

結果、彼氏像だって求めているものよりも、

安定のほうがいいってね。

確かにそれは言える。

派手に見える個性が、他ステータスのギャップを生みすぎる例だ。

エモ子)

でも、夢かぁ。

アーティストの自伝なんかには、

『夢になるものと出会った時のことを

神秘的に思った。奇跡だった。必然だった。』

なんて書いてあるイメージよね。

そう、それは美談の脚色だ。

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少年が大志を抱ける輝かしい指針の役割を持った時、

それは夢が叶い、紡ぐものになったときなんだろう。

夢をもつことって、そんなに恐れ多いことなのか
その問いはいつ解かれるのだろうか

夢の成分表

とは、下記6点を含み語られることが多いだろう。

  • 情熱
  • 好奇心
  • 努力
  • 根性
  • 人間性

全てのステータスが必ず備わっている必要もなく、

また、全て備わっていても、

本人が思う『夢が叶う』につながるかは別のはなしだ。

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エモ子)

私たち、地元から江戸に出てきたわけだけどさ。

そういえば、チル太。音楽で食べていくんじゃなかったっけ??

口から音になった瞬間、恥ずかしくなってしまうものだ。

チル太)

そうだったなぁ。遠い日のように感じしまう。

でも、夢に向かって走ってよかったと、いまさらながら思うよ。

弾きたくて仕方なくて、家に帰れば練習している音をMDに録音。

当時の連絡ツールが、即レスを要求するものでなくてよかった。

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チル太)

誰から何かを言われるわけでなくとも

夢中になれたな。

まさに夢のなかのようだったよ。

自然と時間がとけていく感じは、寝ているときの夢と重なる。

エモ子)

それってどんな感じ??

怖い顧問に部活でしごかれているときは、夢中だった。

というか、それは、必死なんだろうね(笑)

好きでもなかった部活動からプロになって、

やがて夢になり、それを叶える人もいるだろう。

夢が叶うことは、ある種、神秘的なことなのかもしれない

自分の夢を打ち明ける『夜』

成功した人は大概こういっている。

夢は、口に出さなきゃ叶わない

それでも夢を口に出すことは、さまざまな感情が邪魔になる。

エモ子)

チル太の夢を応援する人っていたけどさ、

あの人たちと会ってたりするの?

彼は音楽に携わることを夢として、上京していた。

チル太)

一切会ってないなぁ。

なんてかさ、会いづらいんだよな。

1年間でやり遂げます。と

胸を張って言い放った目標が達成できないこと。

それぐらい場都合の悪さを感じるのだ。

チル太)

でもさ。いまでもすべてのことを肯定的に思ってくれて

助けてくれるのは、母親だな。

チル太はさ、その音楽に自分がいたの?

生まれ育った大豆畑は、自然に恵まれ、不自由の少ない街だ。

入ってくる大豆製品はいても、出ていくものは少なかった・

チル太)

ある日、近所の貸しスペースでライブが行われててさ、

遊びに行ったら、こんにゃくがいたんだ。

こんにゃくとは、

大豆畑時代に一緒にやっていたバンドのドラマーの一人だ。

こんにゃく)

チル太が、いまのバンドの音楽が好きじゃないの知ってるよ。

だったらさ、『江戸』に行ってみたらいいんじゃない。

みんな江戸からメジャーデビューするんだ。

君の好きな音楽と、それを愛する仲間と出会えるはずだよ!


大都会、江戸。

エモ子)

そこで初めて上京を意識したんだね。

まぁ来てよかったことのほうが多いよね。

自分のなかの、違うスイッチを押された気がしたんだ

はじめて故郷から離れることに対して、真剣に向き合ったら

思っていた道筋が吹き飛んで、更地になった。

リセットではない、別のスイッチ。

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何故、大学を受験するのかもわからないまま、

終わろうとしていた学生から、

将来についてちゃんと考えられるトウフになった。

ねぇ、かあさん。話したいことがあるんだ

人・もしくはトウフ。

誰でも本当の気持ちや、

エネルギーのある言葉を使う事大変なことだ。

エモ子)

『音楽の仕事がしたいんだ!』って言っている

何も分からない青年のことを、止める人の方が多いよね。

言ってしまえば、消えてしまう気持ちかもしれないんだから

なおさらである。

チル太)

少し、照れを隠しながら言ったよ。

江戸でいろんなことを学びたいです。行かせてください

少しだけ無関心な顔をして、真正面を見ず、全てを自分で決めなさいと訴えた

放った言葉で小さな未来が変わるが、

ここまで大きな変化をもたらす言葉を

人はどれくらいの数、言う事になるのだろうか。

回数が多ければよいわけではないが、

チル太はその時、

自分が引いた人生のボーダーラインをみた。

次回予告

次回はSeason2の最終回!(予定です。)

ぜってぇみてくれよなっ!

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*1:今日のチルった音楽はこちら!