チルったトウフです!

チルばっかりの日常がいい!

【第8話】見つめる先って届かない。だから見てるんだ

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ー 第8話 -

今日のチルった音楽は注釈からどうぞ。*1
※この記事は約5分で読むことができます。
※4話構成でかんがえています!

最高のバンドメンバーを紹介するぜぇい!!

この物語の主人公は絹ごしトウフ『チル太』

彼は大豆畑に入るか入らないかぐらいの時期に『音楽』を認識して、

マチュアバンドマンとして、活躍した時期がある。


そんな彼の所属していた『神風チャンプルー』は、地元の中でも有名!、、、

だったわけでもないのに、目指すは『プロ』

それ以外ありえないと、猛進しているバンドだった。

※なにかの呪いにかかっている集団といってもよいだろう。

バンドリーダー不在は、タガが外れたホグワーツ・エクスプレスだ。

『神風チャンプルー』は、その名の通り、ミクスチャーバンド

ただのミクスチャーバンドを目指していたのだが、メンバー全員が同様のバックグラウンドや、

ジャンルへの思い入れが違いすぎたため、もう、ごちゃごちゃ。

文字通り、様々な問題もチャンプルーしまくっていたのだった。

ボーカル担当:PoRcくん

前バンド『Pork of Beef or Chicken』は方向性の違いで解散。
※略してPBC

PBCはラウド系バンドとして地元では有名だった。

MCは、短いほどバンドとして優れていると思っている。

作詞作曲はできないが魂を込めることだけ、気にしている、

音楽でいう脳筋タイプだ。

ベース担当:GOU-yah

00年代のヴィジュアル系バンドからの影響が大きい。

腰より下に構えたベースは、弾けているのかわからない。

スラップ奏法で盛り上がる回りで、ピックを死ぬまで離さないことを誓う。

音楽の流行や技術を磨くことよりも、ポリシーを大切にしている、『かっこつけ』担当だ。

ドラムス担当:OG

10歳からドラムを始め、中高では、吹奏楽部の部長としてドラムを叩き続けてきた。

大学時代は社会人マーチングバンドに入り、『スネアと心中する!』といい、

急性アルコール中毒で運ばれた過去を持つ。

なんでこのバンドにいるか、わからない人。音楽に一番真摯な人ひと

最後はもちろんこいつだ。

ギター担当:トウフ

バレーコードで挫折したトウフだが、メタルで開花

バンド童貞として、神風チャンプルーに所属した。

イングウェイや、サトリアーニなどにあこがれ続け、

単音を弾く技術だけを買われバンドマンになった。

仲間に家族は含まれません。家族に仲間は含みます。

バンドというのは、時に会社に例えられたり、車のパーツに例えられることがある。

だが、このバンド。

誰がみても、まとまりや関連性はない。

彼は地元にしがみつき、夢を見つめる若者たちだった。

音楽は、ゴキブリホイホイさ。

利益や利害を求め、集まるべくして集まったんじゃない。

下心ありながらも、仲間がいなく、『仲間』になりたがっている若者が集まった

キーワードが『音楽』だっただけなんだ。

だからチャンプルー。

音楽の話なんて合わないからしない。


女と酒の話をすれば『バンドマンっぽい!』と、思った彼らの会話はそればかり。

集まる理由がないから音楽をやっていただけだったんだ。

これがなけりゃしかばね。でもね、あえりゃしあわせ。

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神風チャンプルー

周りはおしゃれして、観光地に旅行いったり、ばかやったり

付き合っている彼氏・彼女と遊んだりしている。

もちろんだれだって『息をする』ように、それをやるんだけど、本当に夢中になれているだろうか。

終わらない食器洗いと、まみれる残飯

((チル太))

バイトバイトバイト。大学よりもバイトだ。。。

なんたって、イングウェイやザックワイルドになるには、

彼がつかっている機材を買わなきゃいけないからだ!

トウフは都合のよい、大学生だ。

寄せ鍋屋の店長)

今月もわるいねー!こんなに働いてくれて!

いや、言葉を間違えよ。『ありがとう!』

この寄せ鍋屋は、全国チェーン展開している店だ。

フランチャイズ契約をしており、オーナーによって店の雰囲気が違う。

彼が勤務している、ハッピーフーズ『感謝』を理念に掲げ、

営業日報には、1日で発した感謝の言葉をられつして書かなきゃいけないのだ。


『THE★BLACK』だ。


そんな店長が『わるい』と発するのは他でもない。

チル太がこなしている仕事は、不人気の『洗い場』なのだ。


鍋底にしずむ豆腐や糸こんにゃく。肉の油でよどんだ鍋に手を突っ込なきゃいけない。

最後に頼む〆ものは、鍋底がこびりついて離れない。

洗い場は、鍋と闘う毎日なのだ。

だから、洗い場を担当する日は時給が50円も違うのだ。

週に2回のバンド練習は、ギターを担いでおろす。ただそれだけだ。

彼らの練習場所は、『新宿』

理由は2つある。ひとつはドラムのOGが通っていたから。

ふたつめは、飲み屋が栄えていて、なんだか大人だからだ。

飲食店のキャッチを一蹴すること『グループ活動』としていた。


練習スタジオでは、好きな音楽を流し、みんな各々好きなフレーズを弾く

毎回自分たちが自宅で練習してきた人の曲を流して演奏する。

バンドマンとしては、死人だった。

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*1:今日のチルった音楽はこちら!